卒業生実績
卒業設計DESIGN
卒業設計(学部学生)PLAN
航空宇宙工学科では、学部卒業間際の学生一人ひとりに、"卒業設計"と呼ばれる設計実習を必修科目として課しています。
設計教育の狙いは、空気力学や構造力学など、学部課程で習得した専門知識を集大成すること、ならびに、巨大システムの代表である航空機や宇宙機あるいは推進機関を題材として、システムインテグレーションの過程を実地に学び、それを通じて、システム統合能力を育成することです。

航空宇宙システムコース
分類 | 課題 |
---|---|
航空機 | 準備中 |
準備中 | |
宇宙機 | 準備中 |
準備中 |
卒業設計の成果をもとにイラストを作成したものです。
乗客数600人以上のBlended Wing Bodyと呼ばれる超大型無尾翼型旅客機、ならびに上下に2枚の主翼を有し、経済性が高いBox Wing型と呼ばれる200人乗り旅客機の設計例です。

Blended Wing Body型
超大型無尾翼旅客機

Box Wing型旅客機

親機から離脱した弾道飛行型宇宙往還機
航空宇宙推進コース
分類 | 課題 |
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レシプロエンジン | 準備中 |
準備中 | |
ジェットエンジン | 準備中 |
準備中 | |
ロケットエンジン | 準備中 |
準備中 |
卒業設計 (大学院生)
システム統合能力の育成
航空宇宙工学は様々な専門分野から成り立っていますが、航空機・宇宙機・人工衛星・推進機関といった先端的ハードウエアを設計し、実現させるためには、各分野における先端技術の開発はもちろん、それらを横断的に統合して調和させる能力が求められます。
本専攻では、システム統合能力の育成を教育目標の柱とし、体系的な講義と実習を通じた人材育成を通じ、航空宇宙工学分野および関連する科学技術分野の発展に貢献しようと努めています。
航空機設計特論 (大学院生)
従来より、本専攻の学部課程(航空宇宙工学科)では、航空機設計の講義だけでなく設計実習を学生に課してきました。
上述のように、この設計教育では、空気力学や構造力学といった学部課程で習得した専門科目を集大成すること、ならびに、巨大システムの代表である航空機を題材としてシステムインテグレーションの過程を実地に学ばせることを通じて、システム統合能力を育成することを目的としています。
一方、航空技術の発展にともない設計現場では高度な設計手法が用いられるようになってきた。そこで学部において航空機設計の経験を有し、かつ専門知識をより深く有している大学院生を対象として、大学院レベルの高度な設計教育を行うために開設されたのが、大学院科目"航空機設計特論(担当教官:李家賢一教授、隔年開講)"です。
この科目では学生数名によって構成されるグループによる設計を行い、学生各人の能力を最大限に引き出すことによって、より高いシステム統合能力を育成することを目指しています。
2004年度開講の大学院科目"航空機設計特論"では、UAV(無人航空機)ならびにMAV(超小型無人航空機)等の4機体を設計しました。MAVについては、実機の製作も行い、飛行試験の試みも行いました。
【緒元】
医療物資輸送用無人小型航空機(UAV)
航続距離350km, 機体幅3.5m, 重量30kg
観測・災害調査用無人小型航空機(UAV)
機体幅3.5m, 重量27kg
火星地質地形探査用無人航空機
航続距離3000km, 機体幅8.9m
全備重量160kg
超小型航空機(MAV)
機体幅20cm, 重量32.7g(実測値)
航空宇宙工学専攻における航空機設計教育



医療物資輸送用無人小型航空機 (UAV)

観測・災害調査用無人小型航空機 (UAV)

火星地質地形探査用無人航空機

超小型航空機(MAV)
航空機設計特論の成果